サンクトペテルブルクでビル崩壊、死傷者なし 原因究明へ捜査
モスクワ(CNN) ロシア北西部サンクトペテルブルクで16日午後、ビル1棟の一部が崩壊した。非常事態省の報道官は同日、がれきの下敷きになった人や行方不明者はいないと発表した。
報道官によると、ビルからは86人が避難した。救助チーム24組が現場に出動した。同報道官はその後、捜索犬を使った救出作業は完了したと発表した。
現場はサンクトペテルブルク情報技術機械光学大学の一角で、建物の上部3階分が崩壊したという。大学の広報室もCNNに、犠牲者の報告はないとしたうえで、原因は分からないと述べた。
国営RIAノーボスチ通信が非常事態省の話として伝えたところによると、当局はビルの建設工事中に安全基準違反があった可能性について、刑事捜査を開始した。