ベネズエラ野党指導者のグアイド氏が帰国 拘束される可能性も

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ベネズエラで暫定大統領就任を宣言したグアイド氏が支持者からの歓迎を受けて帰国した/RODRIGO BUENDIA/AFP/Getty Images

ベネズエラで暫定大統領就任を宣言したグアイド氏が支持者からの歓迎を受けて帰国した/RODRIGO BUENDIA/AFP/Getty Images

(CNN) 南米ベネズエラで暫定大統領就任を宣言した野党指導者、グアイド氏(35)が4日、中南米歴訪を終えて帰国した。

首都カラカスの空港では、支持者グループや欧米外交官らがグアイド氏を出迎えた。同氏は、マドゥロ大統領の強奪行為を終わらせるという目的を「まもなく果たす」と宣言。車の上に立って国旗を振り、「私たちにはできる」と声を張り上げた。

グアイド氏はこの後、数千人の支持者らが待つカラカス市内の広場へ向かった。歓声と拍手で迎えられ、9日に実施する反政府デモへの参加を呼び掛けた。

側近によると、グアイド氏はパナマ市からパナマ・コパ航空の民間機で帰国した。

同氏は先月末、人道支援物資の搬入を指揮するため、最高裁の出国禁止命令に反してコロンビアへ移動。その後、中南米諸国を回って各国首脳やペンス米副大統領らと会談を重ねていた。4日にツイッターを通し、帰国の予定を発表していた。

欧米や近隣諸国の多くは、グアイド氏を暫定大統領として承認している。帰国した同氏をマドゥロ政権が拘束すれば、欧米が同国への経済制裁をさらに強化する可能性がある。

グアイド氏は3日、自分の身に何かが起きた場合、それはマドゥロ政権による「最後の過ち」になるだろうと警告した。

ポンペオ米国務長官は4日の声明でグアイド氏の帰国を歓迎し、「国際社会は凶悪なマドゥロ政権を倒してベネズエラの民主主義を平和的に回復させるため、一致団結して圧力をかける必要がある」と呼び掛けた。

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