駅の屋根にイングランド旗まとった男、ユーロスター一時運休
ロンドン(CNN) ロンドンにある国際高速鉄道ユーロスターの駅で29日から、イングランド旗をまとった男が屋根の上に立って夜を明かし、ユーロスターが一時運休に追い込まれる騒ぎがあった。
英鉄道警察(BTP)は30日午前、44歳の男が駅に侵入し、鉄道の運行を妨げた容疑で逮捕されたと発表した。
BTPによると、29日午後7時ごろ、セント・パンクラス駅に「危険な状況」の人物がいるとの通報があった。
ソーシャルメディアには、イングランド旗をまとった男が屋根の上に立ち、警察車両がこれを取り囲む場面の画像が流れた。
ユーロスターは30日未明から運行を停止したとツイートし、無料で振り替えや払い戻しに応じた。
運行は昼前に再開されたが、ユーロスターはダイヤの乱れがさらに続くとの見通しを示した。
英議会では29日、メイ首相が欧州(EU)との離脱協定案を3度目の採決にかけたが否決された。英国はもともとこの日にEUから離脱する予定だった。
ロンドンの国会議事堂周辺では離脱派のデモ隊が道路を封鎖し、警視庁によると午後9時までに5人が拘束された。
メイ首相は離脱協定案を4度目の採決にかける意向と伝えられている。