仮釈放の殺人犯、監視用の足輪を外して逃走 豪シドニー
(CNN) オーストラリア・シドニー近郊で仮釈放中の受刑者が監視用の足輪を外して逃走し、警察が行方を追っている。
警察の発表によると、ダミアン・ピーターズ受刑者(50)は殺人罪で服役した後、仮釈放となった。7日午後にシドニー近郊ランドウィック市内の病院から姿を消し、同日夜には「無理やり外した」とみられる足輪が発見された。
現地のCNN系列局によると、ピーターズ受刑者は2001年に交際相手だった男性2人を自宅アパートで殺害したうえ、遺体を切断した罪を認めて、禁錮21年の刑を言い渡されたが、15年に仮釈放の対象となっていた。
法廷の記録によると、同受刑者は1人目の被害者(当時50)の首を刺して殺害し、遺体を切り刻んでごみ箱に捨てた。その8カ月後に2人目(当時57)を殺害して遺体を切断した。1人目の被害者の行方を捜していた警察が同受刑者のアパートを捜索した際に、バスタブの中から2人目の遺体が発見された。
警察によると、ピーターズ受刑者は筋肉質の体格で短い茶髪。両腕に入れ墨がある。警察は市民に、同受刑者を見かけたら近寄らず、ただちに通報するよう呼び掛けている。