BBC司会者、ロイヤルベイビーに関する人種差別投稿で降板

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英ヘンリー王子夫妻の第1子誕生に対するツイートが批判を浴び、有名司会者が降板した/Facundo Arrizabalaga/Pool/Getty Images

英ヘンリー王子夫妻の第1子誕生に対するツイートが批判を浴び、有名司会者が降板した/Facundo Arrizabalaga/Pool/Getty Images

(CNN Business) 英BBCは、ラジオ番組の司会者が英ヘンリー王子夫妻の第1子誕生についてツイッターに人種差別的な投稿をしたとして、この司会者を降板させたことを明らかにした。

降板させられたのは、「BBCラジオ5ライブ」の司会者だったダニー・ベイカー氏。スーツを着てシルクハットをかぶったチンパンジーと手をつなぐ男女の白黒写真をツイッターに投稿し、「ロイヤルベイビーが退院」の一文を添えていた。

これに対して人種差別的だという批判が高まると、ベイカー氏は問題のツイートを削除。この「冗談」が「一部の人を不快にさせてしまった」ことを残念に思うとコメントし、自分は「心を病んでいるわけではない」と主張した。

続いて「王室と正装したサーカス動物に関する冗談のつもりだったが、サルと人種に関するものと解釈されたので削除した。ロイヤルウォッチングは私の得意分野ではない」と弁明。9日になって、「とんでもない過ち」を犯したとツイートした。

BBCの広報は、「重大な判断ミスであり、我々が放送局として目指す価値観に反する。ダニーは素晴らしいキャスターだが、今後我々の番組の司会者を務めることはない」と話している。

ベイカー氏はこの処分に強く反発し、「BBCに裏切られた」とツイートした。

ヘンリー王子夫妻の第1子は、英王室で初めて人種の異なる両親の間に生まれた子どもだった。メーガン妃は妊娠を発表した直後から、ソーシャルメディアで執拗な人種差別の標的にされていた。

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