ピラミッド観光のバス狙い爆発、17人負傷 エジプト
カイロ(CNN) エジプトの首都カイロ近郊ギザのピラミッド付近で19日、観光バスを狙ったとみられる爆発があり、搬送先の病院によると少なくとも17人が負傷した。
政府系紙アハラムによると、バスには南アフリカからの旅行客25人が乗っていた。爆発で別の車のフロントガラスも割れたという。
ツアーガイドと乗客の1人が搬送先の病院前でCNNに語ったところによると、一行は同日昼にカイロ空港に到着し、ギザの大ピラミッドなどに向かっていた。
病院から出てきた女性は「『これがピラミッドです』とガイドが言った瞬間、爆発が起きた」と話した。
病院の医師がCNNに語ったところによれば、外国人旅行客10人とエジプト人7人が軽傷で運ばれた。このうち10人は手当てを済ませ、7人は別の病院へ移されたという。
一方、エジプト観光相はツイッターで「小規模な爆発」が起きたと発表。乗客28人のうち数人が軽傷を負い、3人が念のため病院で手当てを受けたと書き込んだ。
車で近くを通過した目撃者はCNNに「バスがやられたが、爆発はしなかったようだ」と語った。