インド・ムンバイでビル崩壊 死者2人、50人閉じ込めか
(CNN) インド西部の都市ムンバイで16日、4階建てのビルが崩壊し、少なくとも2人が死亡した。最大50人ががれきの中に閉じ込められたとみられ、地元、連邦当局による救出活動が続いている。
ムンバイ市当局の報道担当者によると、同日午後にドングリ地区のビル1棟が崩れた。市警察と消防、国家災害対策部隊のチームなどが行方不明者の捜索と救出に当たっている。これまでに5人が救出された。
近くにある複数の建物も危険な状態とされ、住民が避難している。ソーシャルメディアに投稿された画像や映像には、作業員やボランティアが道路を覆ったがれきを片付ける姿が写っている。
ビル崩壊の原因は今のところ不明だ。築100年の建物を改築する計画があり、業者が許可を取っていたが、崩壊との関連は分かっていない。
ムンバイは今月初め、ここ10年以上で最悪とされる豪雨に見舞われ、43人が死亡した。
市内の洪水は収まり、16日は弱い雨が降る程度の天気だった。しかし北側のアッサム州とビハール州では、洪水や土砂崩れで民家が壊れるなどして数十万人が避難所へ逃れた。被災者は670万人を超えたとされる。