「名無し」にされた南ア大統領、米記者のツイートに非難集中

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南アのラマポーザ大統領。米記者のツイートで「正体不明の首脳」にされた/Rodger Bosch/AFP/Getty Images

南アのラマポーザ大統領。米記者のツイートで「正体不明の首脳」にされた/Rodger Bosch/AFP/Getty Images

(CNN) 米AP通信のホワイトハウス担当記者がツイッターに投稿した主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)の写真の説明文で、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領を「だれか分からない首脳」と呼んだことに対し、同国や周辺諸国から非難が集中した。

ラマポーザ氏は議長のマクロン仏大統領に招待されてサミットに参加していた。

AP通信のダーリーン・スーパービル記者は25日、ツイッターにカナダのトルドー首相、インドのモディ首相、マクロン氏とラマポーザ氏が写った写真を投稿した。しかしラマポーザ氏だけがタグ付けされず、名無しのままだった。

これに対して非難のツイートなどが3400件以上寄せられ、南ア内外のメディアもミスを取り上げた。

ケニアのテレビ司会者は「無知が原因」との見方を示した。米NPO、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)のアフリカ地域担当者はツイッターにラマポーザ氏とトランプ米大統領の写真を投稿し、「南アのシリル・ラマポーザ大統領とだれか分からない男」という説明を添えた。

スーパービル記者はすでに問題のツイートを削除したとみられ、ラマポーザ氏をタグ付けした新たな写真を投稿している。AP通信の報道担当者もCNNへの文書でミスを認め、記者本人がその後、ラマポーザ氏の名前を入れてツイートし直したと述べた。

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