脚切断されかけたトライアスロン選手、東京パラリンピック出場の夢に挑む
南アフリカ・ダーバン(CNN) 南アフリカ・クワズール・ナタール州に朝日が昇る前から、ムレンギ・グワラさんは美しい海岸沿いを自転車で65キロ走り、さらに最低5キロのランニングをこなす。
グワラさんはずば抜けて足が速いわけではなく、プロのアスリートでもないが、プロのアスリート並みのハードなトレーニングを続けている。
グワラさんは午前7時までに自宅に戻り、2人の子どもの朝食を作った後、職場に向かう。その後、さらに3キロのスイムをこなす。
現在27歳のグワラさんは、自ら選んだトライアスロンという競技で絶頂期を迎えているはずだった。
しかし、昨年グワラさんを不幸が襲った。銃を持った3人組に襲撃されたのだ。グワラさんによると、男たちはチェーンソーを取り出し、グワラさんの両脚を切り始めたという。