メーガン妃、英大衆紙を提訴 「私信を公開された」

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メーガン妃(右)が私的な書簡を公開されたとして英国の大衆紙を提訴/Chris Jackson/Chris Jackson Collection/Getty Images

メーガン妃(右)が私的な書簡を公開されたとして英国の大衆紙を提訴/Chris Jackson/Chris Jackson Collection/Getty Images

(CNN) 英王室のヘンリー王子の妻、メーガン妃が英大衆紙メール・オン・サンデーを相手取り、私的な書簡を不法に公開されたとする訴えを起こした。ヘンリー王子もインターネット上で、同紙や英メディアを非難する異例の声明を出した。

メーガン妃の代理を務める法律事務所は、メール・オン・サンデーとその親会社を私的情報の不正使用、著作権侵害、データ保護法違反で訴える手続きを開始したと発表した。

ヘンリー王子は声明で、同紙が過去に報じたうそを隠すため、、書簡の内容に手を加えたとも主張した。これに対して同紙は、「書簡の意味が変わるような編集は一切していない」と強く否定した。

ヘンリー王子はまた、英国の大衆メディアが結果を何も考えず、容赦なく個人攻撃を仕掛けていると非難。メーガン妃をめぐる報道はこの1年、妊娠や出産の時期を通して過熱してきたと指摘した。

報道の自由は「民主主義の礎」との考えを示したうえで、母の故ダイアナ元妃がメディアに追われた末、交通事故で亡くなったことにも言及。「私にとって最大の恐怖は歴史が繰り返すこと」と心境を明かし、「愛する人が商品にされた挙句、生身の人間として扱われなくなる。その時に何が起きるか、私は目の当たりにしたことがある」「私は母を失った。今度は妻が同じ強い力の犠牲になろうとしている」と訴えた。

ヘンリー王子とメーガン妃は現在、南アフリカを訪問している。しかし匿名の王室関係者によれば、訴訟手続きのタイミングと旅程の間に関連はないという。

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