2年半行方不明の少年を発見、児童ポルノ容疑者宅で 独
(CNN) ドイツ警察は23日までに、2年半行方不明となっていた15歳の少年が、児童ポルノ犯罪の容疑者宅のクローゼットから見つかったと発表した。
少年は20日、ドイツ西部のノルトライン・ウェストファーレン州にあるレックリングハウゼンで行われた捜索中に発見された。場所は44歳の男の自宅で、この男は児童ポルノを拡散した容疑で捜査対象となっていた。
地元警察は、捜査員がクローゼットの中から少年1人を見つけたと発表。調べたところ2年半にわたり行方不明だった15歳の少年であることが分かったとした。
警察によると、少年が自らの意思に反して男の自宅に滞在させられていた形跡はない。少年は現在警察の保護下にあるが、法律上の理由から身元は明らかにされていない。
捜索時、この家には上記の男より年上の男も1人いた。2人はともに逮捕された。2人に対しては21日、若年層への深刻な性犯罪を働いたとする逮捕状が出ている。年上の男の方は釈放された。
家宅捜索では、訓練された警察犬が現場からいくつものデータ記憶装置を見つけ出していた。現在警察がそれらの内容を調べている。