その瞬間に「ビッグベン」鳴らず、英のEU離脱

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EU離脱のその瞬間、改修中の「ビッグベン」を鳴らす計画はないという/Carl Court/Getty Images Europe/Getty Images

EU離脱のその瞬間、改修中の「ビッグベン」を鳴らす計画はないという/Carl Court/Getty Images Europe/Getty Images

ロンドン(CNN) 英首相官邸は23日までに、欧州連合(EU)からの離脱を現地時間の今月31日午後11時に控え、官邸の外壁をライトアップして時計を映し出し、その瞬間をカウントダウンで迎えるとの計画を発表した。

離脱を祝う催事の一環で、官邸の報道担当者がCNNに明かした。声明で、ホワイトホール周辺に密集する政府省庁や政府機関もライトアップされるとした。

一方、議会下院の報道担当者はCNNの取材に、離脱時にロンドン名物の時計塔「ビッグベン」を鳴らす計画はないとも述べた。鳴らすべきだとの要求も一部あり、政府は対応を求められてもいた。

塔は現在、改修工事を受けている。地元のPA通信は、下院当局はこの状況で鳴らすには50万ポンド(約7200万円)の費用がかかるとして鐘を響かせる案を否定したと報じた。与党・保守党の議員は声明で、改修中の塔を鳴らすには特別な措置が求められ、その経費が最大で50万ポンドかかると説明した。

鐘を鳴らすことの支持者は寄付サイトで募金を訴え、一部では25万ポンド以上を集めている。

官邸の報道担当者は声明で、離脱を迎えジョンソン英首相は31日夕に演説するとも発表。また、国会議事堂前の広場に英国旗をはためかせるほか、記念硬貨の流通を開始するとも述べた。

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