英ロンドン中心部で不発弾発見 ソーホー封鎖、仕事中の数千人が避難
ロンドン(CNN) 英ロンドン中心部のソーホー地区で3日、第2次世界大戦中の不発弾が発見され、この一帯のオフィスや商店にいた数千人が避難した。
ロンドン警視庁によると、不発弾はソーホー地区のディーンストリート近くで建設作業員が発見し、現地時間の同日午後1時42分、警察に通報した。
現場はオフィスビルや飲食店などが立ち並ぶ人通りの多い繁華街。不発弾が見つかってから約2時間後、警察はソーホー地区のオフィスで仕事中だった人や、商店などにいた人たちに対し、仕事を中断して避難するよう指示した。一帯の道路も封鎖され、大勢の警官が配備されて立ち入りを規制した。
現場に近いソーホーホテルの向かい側のオフィスにいたという女性はCNNの取材に対し、「警察が受付係に全員を避難させるよう指示した」「オフィスから出ると、移動するよう告げられた。とにかく今すぐオフィスの外に出るように言われ、5分以内に全員が避難しなければならなかった」と話している。
Police are evacuating a large part of Soho after an unexploded WW2 bomb was found just off Dean Street. Cordon is being expanded and several streets are closed off. Dozens of police around and thousands of people being told to leave work. pic.twitter.com/qscw62Gk9T
— Rob Picheta (@robpicheta) February 3, 2020
ロンドン東部では2015年に重さ250キロの大型不発弾が見つかっているが、市内で発見されるのはまれだった。
帝国戦争博物館によると、ドイツは第2次世界大戦中、1万2000トン以上の爆弾をロンドンに投下し、市民およそ3万人が命を落とした。