チュニジアの米大使館近くで自爆攻撃 1人死亡、5人負傷
(CNN) 北アフリカのチュニジアの内務省は6日、首都チュニスの米国大使館近くで同日、自爆犯2人が検問所を襲い、警官1人が死亡、5人が負傷したと報告した。
テロリストの犯行と非難した。米国務省によると、組織の犯行声明などは出ていない。
チュニジア内務省の報道担当者によると、実行犯2人は犯行で大量の爆薬を使用、乗っていたオートバイにも仕掛けていたという。
負傷者のうち4人が警官で、1人は民間人。米国務省によると、負傷者の1人は米大使館の現地採用者だった。米国人が巻き込まれたとの情報はない。
チュニジアは2011年、民主化要求運動「アラブの春」の発信地となり、他の中東諸国などにも波及。ただ、同国の民主化への過程は暴力事件に彩られ、複数の大規模テロ事件も起きていた。
多くのチュニジア人が過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」や国際テロ組織「アルカイダ」に加わってもいる。