13年前の英女児失踪事件、容疑者特定も「本人は死亡」と推定 独州検察

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13年前に失踪した英女児について、独州検察が「死亡を推定」していると発表/Family Photo/AFP/Getty Images

13年前に失踪した英女児について、独州検察が「死亡を推定」していると発表/Family Photo/AFP/Getty Images

(CNN) 13年前に当時3歳の英国人女児が旅行先のポルトガルで消息を絶った事件で、ドイツの州検察の報道官は4日、本人の死亡を推定していると明らかにした。前日には英国とドイツの警察が、43歳のドイツ人の男を容疑者として特定したと発表していた。

2007年5月3日、当時3歳だったマデリーン・マッキャンちゃんがポルトガルのリゾート地滞在中に行方不明となった事件をめぐっては、国際的な捜査網が敷かれたにもかかわらず、これまで発見につながる手掛かりが得られていない。また失踪に関連して訴追された人物もいない状況だ。

独北西部ニーダーザクセン州検察局の報道官は4日にCNNの取材に答え、局としてマッキャンちゃんが死亡したものと推定していると述べた。死亡を裏付ける具体的な証拠については、事件が捜査中であることを理由に明言を避けた。

これに先駆け英独の当局が容疑者と特定したドイツ人の男は、メディアで「クリスチャン・B」と紹介されている。ドイツ国内の法律にのっとり氏名のすべては報じられていないが、CNNはこの容疑者について、捜査状況に詳しい情報筋を通じ独自に身元を特定している。

上記の州検察が3日に出した声明によれば、容疑者は「失踪事件とは無関係の罪で」、「長期にわたり」服役中。現在マッキャンちゃんに関連する「殺人罪の可能性」について取り調べを受けているという。

マッキャンちゃんの両親は同日、CNNに宛てた声明で「マデリーンの捜索に当たる警察の継続的な取り組みに感謝する」と述べた。

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