人気者のゴリラ「ラフィキ」死ぬ、密猟者4人を逮捕 ウガンダ
(CNN) アフリカ東部ウガンダの国立公園で雄のゴリラが死んでいるのが見つかり、密猟者4人が逮捕された。容疑者はゴリラを殺したと認める一方、正当防衛だったと主張している。
このゴリラは、国立公園にすむ17頭の群れを率いていたリーダー。スワヒリ語で「友人」を意味する「ラフィキ」という名前で親しまれていた。
ウガンダの野生生物保護当局によると、今月1日にラフィキの姿がないとの報告を受けて捜索したところ、死骸(しがい)が翌日見つかった。腹部を鋭器で刺された跡があり、傷は内臓に達していた。
当局は4日、この地域に生息するイノシシの肉と狩猟道具を持っていた男1人を逮捕。この男は調べに対し、公園内で自衛のためにラフィキを殺したと供述した。仲間3人と密猟に入ってゴリラの群れに遭遇し、ラフィキに襲われたため、やりで反撃したという。
男は仲間とイノシシの肉を分け合ったとされる。4人とも裁判にかけられる予定だが、罪状は明らかでない。