中国・北京市、「非常時」を宣言 市場で新型コロナの集団感染

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閉鎖された市場の入り口で警察が警戒に当たる様子/Greg Baker/AFP/Getty Images

閉鎖された市場の入り口で警察が警戒に当たる様子/Greg Baker/AFP/Getty Images

(CNN) 中国・北京市は新型コロナウイルスの新たな集団感染が卸売市場で発生したことを受けて、厳しい外出制限などの措置の導入に動いている。

中国国家衛生健康委員会(NHC)によれば、北京市では15日に新たに36件の新型コロナウイルス感染が報告された。北京市では12日、約2カ月ぶりに新型コロナウイルスの感染者が報告され、感染者は計79人となった。

今回の感染は市の南西にある新発地市場と関連がある。同市場は北京市の新鮮な果物や野菜の供給の大部分を担っているほか、肉類や海鮮類も扱っている。

感染者は周辺の遼寧省や河北省にも広がっている。

新型コロナウイルスの新たな感染拡大は国内に大きな打撃を与えた。北京市政府の広報担当者は記者会見で、非常時に入ったとの見方を示した。

マスクとゴーグルを装着した準軍事警察が市場の入り口で警戒に当たる様子=13日、北京/Greg Baker/AFP/Getty Images
マスクとゴーグルを装着した準軍事警察が市場の入り口で警戒に当たる様子=13日、北京/Greg Baker/AFP/Getty Images

中国の国営メディアは、米国など西側諸国が新型コロナウイルスの封じ込めに失敗するなか、中国の実効性のある施策について繰り返し喧伝していた。

北京市は国内でも最も安全な都市だとみられていたが、新規感染者の急増で「第2波」に対する懸念が持ち上がり、大規模なロックダウン(都市封鎖)が実施される可能性も出てきた。

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