スーパーで買った卵が孵化、アヒル3羽誕生 英
(CNN) 英イングランドの女性がスーパーマーケットで飼った卵を孵化(ふか)させて、アヒルのヒナ3羽を誕生させた。3羽は「ビープ」「ピープ」「ミープ」と名付け、ペットとして飼育している。
孵化したのは、ロンドン北方ハートフォードシャーに住むチャーリー・レロさん(29)が高級スーパーマーケットのウェイトローズで買った卵。小売店の従業員だったレロさんは、新型コロナウイルスのために一時帰休となって自宅待機している間に、誰かがウズラの卵をかえしたという話をフェイスブックで見かけて、自分もやってみようと思い立ったという。
レロさんはCNNの取材に対し、「ウェイトローズで買い物をしている間にアヒルの卵を見かけて、これもうまくいくかもしれないと思った」と話している。
「心のどこかではうまくいくはずがないと思っていた。ウズラの卵は1つも発達しなかったけれど、孵化器に入れて6日後にアヒルの卵を確認してみると、血管が見え、ものすごく小さなヒナが動く様子が見えた」
心のどこかではうまくいくはずがないと思っていた、とレロさんは語る/Courtesy Charli Lello
「ビープが孵化するまでの2日間、私は孵化器にくぎ付けになっていた」とレロさんは言う。その2日後にピープが誕生し、1週間後にはミープが加わった。
レロさんは3羽のアヒルを家の中で育て、羽が生えそろったらニワトリたちと一緒に屋外で飼育する予定だという。
レロさんとアヒルのヒナたち/Courtesy Charli Lello
ウェイトローズによると、スーパーで販売される卵の中に受精卵が入っているのは極めて稀(まれ)だが、メスの中にオスが紛れ込んだり野生のオスと接触することもある。しかし孵化させない限り、有精卵と無精卵の見分けは付かないという。