左翼ゲリラ拉致の外国人救出、ペット犬2匹も コロンビア

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コロンビア軍が左翼ゲリラに拉致された外国人2人をペットの犬とともに救出した/Mauricio Duenas/EPA-EFE/Shutterstock

コロンビア軍が左翼ゲリラに拉致された外国人2人をペットの犬とともに救出した/Mauricio Duenas/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) 南米のコロンビア軍は20日までに、左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)の一派により今年3月16日に拉致されていたスイスとブラジル出身の男性2人をそれぞれのペット犬2匹と共に救出したと発表した。

拉致犯は、2016年に政府と和平で合意したFARCから離反し、武装闘争の再開を宣言した分派とみられる。

解放されたスイス人男性は、拉致されている間、待遇は良かったと説明。犬のえさは長い間もらえなかったが、最後には村落で乾燥食品を調達してくれたとも述べた。

ポメラニアンなどのペット犬は、「自由に外に出て、荒れ果てた山岳を満喫していたため」に飼い主とは違って苦難を強いられてなかったとも語った。

コロンビア軍の声明によると、2人は18日、同国南西部コリント町の民家に拘束されているところを助け出した。拉致後、2人はこの民家に連れてこられたとみられる。救出作戦では、FARC分派の構成員1人も拘束した。

FARCは1964年、キューバ革命の成功に触発され、コロンビアでの富分配などを掲げて結成された。主流派は2016年の和平合意を受け、武器を放棄し、政治参加の道を選んでいた。

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