パブが営業再開、社会的距離は保てず? 英ロンドン
ロンドン(CNN) 新型コロナウイルスの流行によるロックダウン(都市封鎖)が解除された英国で4日、パブなどの営業が再開された。警察からは、酒に酔った人々は社会的距離の確保ができないと警告する声が上がっている。
英国警察組合のジョン・アプター委員長はツイッターへの投稿で、「予想通りの忙しい夜で、分かっていることを確認した。アルコールと社会的距離の確保は良い組み合わせではない」と述べた。
アプター氏は同僚らと、浮かれた酔客や怒った酔客、けんか、反社会的な行為に対応したが、酒に酔った人々が社会的距離の確保を守れないし守らないことは「明白」だと指摘した。
ロンドン警視庁はツイッターへの投稿で、責任を持って、社会的距離の確保やそのほかのガイドラインなどを守るよう呼び掛けた。
パブやバーが多く集まるロンドン・ソーホー地区の4日夜の様子を撮影した画像には、人々であふれた街中が捉えられている。
Soho in London is jammers, mask on and home time for me. Absolute madness pic.twitter.com/5lkkCK3zRa
— Stephen Brian Lowe (@StephenBLowe) July 4, 2020
ノッティンガムシャーのパブ5軒は反社会的行為を受けて早めの閉店を決めた。窓ガラスが割られるなどの行為が通報され、4人を逮捕したという。
英南西部のデボンとコーンウォールの警察によれば、4日には1000件を超える通報が寄せられ、大部分は飲酒による騒動に関連したものだった。エセックスでも4人の逮捕者が出たという。