豪、日米印の海上演習に参加 中国にらみ軍事関係強化

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合同軍事演習「マラバール」に参加した自衛隊と米軍の艦船=2018年/Erwin Jacob V Miciano/U.S. Navy

合同軍事演習「マラバール」に参加した自衛隊と米軍の艦船=2018年/Erwin Jacob V Miciano/U.S. Navy

香港(CNN) インド洋で11月に行われるインド、米国、日本の合同軍事演習「マラバール」にオーストラリアが参加する。中国との間で緊張が高まる中、4カ国の軍事的関係強化を図る。

マラバール演習は1992年以来毎年実施され、ここ数年で大規模化、複雑化していた。米海軍はその背景について「インド・アジア太平洋地域の海事安全保障に対する共通の脅威」と形容している。

米国、日本、オーストラリア、インド間の非公式な戦略的同盟関係「日米豪印戦略対話(クアッド)」の全4カ国が同演習に参加するのは2007年以来。

オーストラリアとインドの国防省は19日にマラバール演習の拡大を発表した。

オーストラリアのレイノルズ国防相はマラバール演習について、「インド太平洋の4大民主国家間の深い信頼と、安全保障上の共通の利益のために連携する意思の共有」を顕示すると強調した。

2015年の軍事演習「マラバール」の様子/Chad M. Trudeau/US Navy
2015年の軍事演習「マラバール」の様子/Chad M. Trudeau/US Navy

オーストラリアが前回2007年に参加した際は、中国が外交ルートを通じて抗議した。以来、オーストラリアと中国の関係は悪化している。

インド国防省は19日の声明で、4カ国は「自由で開かれた包括的なインド太平洋を支持し、国家間秩序に基づくルールに引き続き貢献する」と表明した。

インドによると、演習は11月にベンガル湾とアラビア海で開始される。

マラバールはインドと米国の二国間演習として始まり、日本は2015年に加わった。

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