新型コロナで看護師1500人が死亡 国際看護師協会
(CNN) 国際看護師協会(ICN)は5日までに、新型コロナウイルスに感染し死去した看護師は世界規模でこれまで少なくとも1500人に達するとの調査結果を発表した。
今年8月時点での計1097人からさらに増えた。また、今回公表した数字は部分的なもので実際の犠牲者数を反映したものではないと指摘。参照したデータが世界195カ国のうち44カ国のみに限られたことを理由にしている。
ICNの責任者は先月27日のバーチャル会議で、「我々は5月以降、公衆衛生従事者の感染や死去に関するデータ収集の統一化や組織化を求め続けていたが、まだ実現しないことは醜聞に等しい」とも主張していた。
ICNは独自の分析結果として、世界規模での新型コロナの感染事例の約1割は公衆衛生従事者に発生していることも示唆した。
130以上の看護師団体で組織するICNに加盟する人員は世界全体で2000万人となっている。