ブラジル、中国製ワクチンの治験を中断 有害事象が発生
(CNN) ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は9日、中国のバイオ医薬品メーカー、シノバック・バイオテックが開発している新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」の臨床試験(治験)を中断すると発表した。
ブラジルでの治験にはサンパウロ州のブタンタン研究所が協力し、7月末から最終段階の第3相試験に入っていた。
CNNブラジルによると、先月29日に参加者1人に重篤な有害事象が起きたことを受け、中断が決まった。中断している間は、新たな参加者への接種を取りやめる。
これまでのデータを分析し、試験継続のリスクと利益を判定するという。プライバシー保護の規定により、詳細は公表されていない。