メーガン妃、7月に第2子を流産 米紙への寄稿で告白
ロンドン(CNN) 今年3月に英王室の公務から退き、米国で暮らすヘンリー王子の妻メーガン妃は、7月に第2子を流産していたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で明かした。
メーガン妃はこの中で、流産した日の様子を詳しく告白。長男アーチー君のおむつを替えている時に「鋭い痛みを感じた」と書いている。
アーチー君を抱いたまま床に崩れ落ち、息子と自分の気持ちを落ち着かせようと子守歌をハミングした。「明るいメロディーとは裏腹に何かがおかしいという感覚があった」「1人目の子どもを抱き締めながら、2人目を失ったことを悟った」と振り返っている。
病院のベッドに横たわって夫の手を握り、2人で涙を流した場面もあった。報道陣の取材攻勢に悩んでいた昨年のインタビューで、記者から投げ掛けられた「大丈夫ですか」という言葉を思い出し、流産のショックから夫婦で立ち直るための第一歩は、大丈夫かと問い掛けることしかないと考えた。
メーガン妃は妊娠の約10パーセントが流産になる割合についてふれ、「驚くほどよく起きていることなのに、それを語ることはタブーのままで、いわれのない恥の意識に満ちている。こうして孤独な悲嘆が延々と繰り返される」とも指摘した。
メーガン妃はさらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響や警官による黒人への暴力、米大統領選や二極化した世論などについても幅広く、率直な意見を述べている。