米CIA職員、ソマリアの戦闘で死亡
(CNN) 米中央情報局(CIA)の職員が先週末、アフリカ東部ソマリアでの軍事作戦で負傷し、その後、死亡したことがわかった。事情に詳しい元政府高官が明らかにした。
職員の身元は明らかになっていないが、情報筋によれば、米海軍特殊部隊「SEAL」のメンバーだった。
トランプ米政権は近い将来、ソマリアから600人超の米兵を撤退させることを計画している。
米軍はソマリア軍と連携し、武装集団「シャバブ」への対応を支援している。米軍は空爆や地上での戦闘についても助言を行っているほか、SEALの主要な任務はソマリア兵の訓練と優秀な軽歩兵部隊の構築だ。
ソマリア駐留の米軍の顧問団は通常、軍事作戦の先導的な役割をソマリア軍に担わせるが、米軍が戦闘状態に陥る場合もある。
今年9月にはシャバブによる米軍とソマリア軍に対する襲撃で米兵1人が負傷していた。
米アフリカ軍や米国防情報局(DIA)によれば、シャバブの戦闘員は推計で5000~1万人。