武装集団がホテル占拠、治安部隊と衝突続く ソマリア
ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで1月31日、武装集団がホテル内に立てこもり、治安部隊との衝突を続けている。
ソマリア警察によると、現地時間の31日午後5時ごろ、ホテルのゲート前で自動車爆弾が爆発し、続いてホテル内で銃声が聞こえた。
自動車爆弾の爆発後、国際テロ組織アルカイダ系の武装集団「シャバブ」のメンバーがホテル内に押し入った。ホテル内にいた人たちの救出活動は現在も続けられている。
警察はCNNに対し、同国の元国防相の死亡が確認されたと説明。当局者はこれ以外の詳細は明かさず、他の犠牲者がいるかどうかも明らかにしなかった。
ホテルが襲撃された理由も不明だが、警察によれば、襲撃された当時、軍の有力司令官や、軍の高官、議員などがホテル内にいたという。
このホテルは国会議員や政治家、治安当局者などが頻繁に利用していたが、外国人はそれほど多くなかった。
銃声が響く中で逃げる人々=モガディシオ/AP
ホテル前には空港への検問所や、米大使館などの国際機関が置かれたハラネ基地がある。
シャバブは襲撃への関与を認める声明を発表した。CNNの取材ではこの声明の信憑性(しんぴょうせい)は確認できていない。