故フィリップ殿下の葬儀、しめやかに 王室メンバーら30人が参列
(CNN) 今月9日に死去した英エリザベス女王の夫、フィリップ殿下(享年99)の葬儀が17日、ロンドン近郊ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂でしめやかに執り行われた。
新型コロナウイルス感染対策の制限に従い、屋内では王室メンバーや殿下の親戚、親しい友人ら30人だけが、マスクを着けて参列した。
エリザベス女王は昨年来の隔離態勢を守ってほかの王室メンバーとは別に到着し、単独で着席した。
葬儀では参列者による聖歌の唱和もなく、4人の聖歌隊が殿下自身の選んだ曲などを歌った。
英王室を離脱して米国に住む殿下の孫、ヘンリー王子も駆け付けた。ヘンリー王子と妻のメーガン妃が米テレビ番組のインタビューで物議を醸してから、王子が王室の公的行事に加わるのは初めて。妊娠中のメーガン妃は、医師の助言を受けて渡英を見送った。
ヘンリー王子は礼拝の後、確執が伝えられてきた兄のウィリアム王子と言葉を交わし、並んで歩く姿が見られた。