猛烈な台風2号、フィリピンの東を北上
(CNN) 猛烈な台風2号(スリゲ)がフィリピンの東を北上している。台風2号は19日午前の時点で最大風速が約62メートルに勢力を弱めた。スーパー台風ではなくなったが、ハリケーンでいえば、5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」に相当する。
台風2号は週末、最大風速が約84メートルとなり、4月に記録された台風の中で最も勢力の強い台風となった。米海洋大気局(NOAA)のデータベースによれば、2015年の台風4号(メイサーク)の同約77メートルなどを上回った。
台風2号は現在、ゆっくりと勢力を弱めており、今後24時間から36時間はフィリピンの中部と東部に沿って移動する見通し。台風2号の接近具合から、フィリピン気象庁(PAGASA)は、ルソン島やビサヤ諸島、サマール島、ミンダナオ島の一部に警報を出している。
そうした地域では今後24時間で最高で約33メートルの風が吹くとみられている。また、大雨も予想されており、洪水や鉄砲水、雨によって誘発された地滑りが発生する可能性もある。
フィリピン東方沖を進んだ後は日本の南部に向かうと予想されている。