喪中の英エリザベス女王、95歳の誕生日 声明で祝福への感謝伝える

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17日に行われたフィリップ殿下の葬儀に参列するエリザベス女王/Leon Neal/Pool/AFP/Getty Images

17日に行われたフィリップ殿下の葬儀に参列するエリザベス女王/Leon Neal/Pool/AFP/Getty Images

ロンドン(CNN) 英国のエリザベス女王が21日、95歳の誕生日を迎えた。73年連れ添った夫のフィリップ殿下の葬儀からわずか数日後に当たる同日、女王自ら声明を出し、誕生日を祝福する人々からのメッセージに対して感謝の言葉を伝えた。

英王室はエリザベス女王の誕生日を通常非公開で祝うが、一般向けには記念の祝砲がロンドンのハイドパークやウィンザー・グレート・パーク、ロンドン塔で発射される。

ただこの伝統のイベントは去年、新型コロナウイルス感染拡大の事態に配慮して中止された。今年もフィリップ殿下の死去を受け、英王室が23日まで喪に服しているため実施されない。

エリザベス女王は誕生日に公開した声明で、多くの祝福の言葉への感謝をつづる一方、フィリップ殿下を追悼するメッセージが英国内外から多数寄せられたことに「深く心を打たれた」と述べた。

そのうえで自身と家族について、フィリップ殿下が生涯を通じこれほど並外れた影響を数え切れないくらいの人々に与えたことを心に留め続けると語った。

英王室はツイッターに女王の公式写真を投稿。今年の誕生日はウィンザー城で過ごし、喪に服していると書き添えた。

英国では感染対策上の規制の一部を緩和しているが、社会的距離の確保は依然として実施されている。この結果、現在ウィンザー城で女王に仕えているのはごく少数のスタッフのみとなっている。

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