接近禁止命令の夫が妻を銃撃、生きたまま放火 女性殺人に衝撃広がる フランス
それでも同容疑者が何度も妻に接触したため、妻が3月に被害届を出していた。
検察によると、ムニール・B容疑者は妻が浮気していると信じ込み、殺さずに苦しめるつもりだったと思われる。同容疑者は殺人などの罪で訴追された。この争いが原因で、女性の自宅も一部が焼失した。
メリニャックでは死亡した女性の追悼集会が開かれ、閣僚が6日に現場を視察した。
フランスでは数年前から、女性が女性であるために殺害される「フェミサイド」の犯罪に対して抗議の声が強まっていた。同国の女性権利団体によると、昨年は新型コロナウイルスの影響で減少したが、今年に入って既にそうした殺人事件が39件発生している。