接近禁止命令の夫が妻を銃撃、生きたまま放火 女性殺人に衝撃広がる フランス
(CNN) フランスで31歳の女性が接近禁止命令の出ていた夫に銃撃され、生きたまま火を付けられて死亡した。国民は残忍な犯行に衝撃を受け、女性であることを理由とする殺人事件に対して憤りを強めている。
検察が6日の記者会見で明らかにしたところによると、事件は4日午後6時ごろ、ボルドーに近いメリニャックの路上で発生。目撃者は悲鳴と銃声が聞こえ、ももを負傷した女性が地面に倒れるのが見えたと証言している。
容疑者の男は、倒れた女性に液体を浴びせかけて火を付けたとされる。
男に撃たれた女性は、火を付けられた時点でまだ生きていたと検察は推定している。
警察は4日の事件後間もなく、ムニール・B容疑者を逮捕した。検察によると、同容疑者は過去に未成年の目の前で配偶者に暴行した罪などに問われて一時服役していたが、昨年12月に出所して、妻とは接触しないよう命じられていた。