フランスの町「ビッチュ」の公式ページ、フェイスブックが削除しちゃった
フランス・パリ(CNN) 米SNS大手のフェイスブックが、フランス北東部の町「ビッチュ(Bitche)」の公式ページを手違いで削除してしまうハプニングがあった。ビッチュの町長が13日、CNNに明らかにした。
ビッチュのブノワ・キーファー町長は、「フェイスブックから通知が届いた。ページがなくなったことには自分たちでも気付いていた」と話す。公式ページが削除されたのは3月19日。「最初は技術的問題かと思った。しかし長引いていたので本物の検閲だったらしい」
町の人口は約5100人。フェイスブックには郵便番号に基づく「Mairie 5723」の名称で新しいページを開設した。
元のページはフェイスブックが問題を確認したことを受けて13日に復活した。同社は「手違いで削除した」とCNNに説明している。
フェイスブックの規定では、不適切な言葉や人権を侵害する可能性がある言葉などをページの名称に含めることはできないと定めている。
同ページは13日午前10時半ごろ復活したとキーファー町長は話し、「それまでは何の情報もなかった」と付け加えた。
町長はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)をビッチュに招き、「幾度となく歴史に登場した美しい要塞(ようさい)都市」を案内したい意向だという。
近郊の町「ロアバッハレビッチュ(RohrbachーlesーBitche)」も念のため、今月12日にページの名称を「Ville de Rohrbach」に変更したことを明らかにした。