イスラエル、「さらなる攻撃目標あり」と警告 ガザへの地上侵攻も検討
こうした中、緊張激化は13日も続いた。ガザの戦闘員は10日午後に今回の衝突が始まって以来、1000発以上のロケットをイスラエルに発射。これに対し、イスラエルはガザに強力な空爆を実施してきた。
ガザに拠点を置くパレスチナ保健当局の13日の発表によると、イスラエルによる同地区への空爆で、子ども27人と女性11人を含む少なくとも103人が死亡、少なくとも580人が負傷したという。
一方、イスラエル軍によれば、10日以降にイスラエル人7人が死亡、200人以上が負傷した。緊急対応要員によると、12日にはガザから発射されたロケット弾が住宅に着弾し、6歳の男児が死亡した。
またイスラエルでは今週、暴動やアラブ人とイスラエル人の間の衝突も各地で発生。ネタニヤフ首相は、双方による「リンチ」に対して警告を発した。

イスラエルの都市バトヤムで暴徒に襲われた負傷したアラブ系イスラエル人の車を調べる警察=12日/Amir Levy/Getty Images