6000人の移民、泳いでモロッコからスペイン領セウタへ 1人溺死
スペインのサンチェス首相は18日、セウタとセウタの東にある別のスペイン領メリリャを訪れると発表。「秩序の回復」を約束し、スペインとモロッコの合意に基づき不法移民を即座に送還すると述べた。
スペイン内務省によると、すでに約2700人がモロッコ側に送り返された。
欧州委員会のイルバ・ヨハンソン委員(内務担当)は、これほど多くの人々が命を危険にさらして泳いでセウタに来たことは「心配だ」と述べ、モロッコ側の対策の重要性を訴えた。
スペイン領では最近、移民の流入が増えている。欧州国境沿岸警備機関によると、4月にはカナリア諸島に1000人以上の非正規移民が到着。前年同月に比べて3倍以上の数だという。