キューバは「失敗した国家」とバイデン氏、共産主義も「例外なく失敗したシステム」
(CNN) バイデン米大統領は15日、カリブ海のキューバについて「失敗した国家」だと明言し、共産主義も「失敗したシステム」と形容した。キューバでは抑圧的な体制に対して大規模な抗議行動が起きている。
バイデン氏はドイツのメルケル首相との共同記者会見の中で、キューバ国内のインターネットへのアクセスを復旧する方途を模索しているとしつつ、米国としてキューバ向け送金の制限解除は検討していないと明らかにした。米国からキューバに住む親族への送金は、同国政権により押収される恐れがあるとしている。
今週に入り、キューバではワッツアップやフェイスブック、インスタグラムなどのソーシャルメディアがアクセス制限を受けていた。ネットの接続状況を監視するネットブロックスが明らかにした。
バイデン氏は「キューバは残念ながら失敗した国家であり、自国の市民を抑圧している。キューバの人々を支援するため我々が検討できることは多々あるが、そのためには状況が変わらなくてはならない。そうした措置がキューバ政府を利することがないとの保証を得る必要がある」と述べた。
また共産主義に対する見解を問われると、「共産主義は失敗したシステムであり、例外なくそうだ。社会主義も代わりとしてあまり役に立つとは思えないが、それはまた別の話だ。」と答えた。
キューバでは先週末、数千人の市民が全国の街路に繰り出し、生活必需品の慢性的な不足や市民に対する自由の制限、新型コロナウイルス感染拡大への政府の対応に抗議の声を上げた。ここ数十年間で最も大規模な社会的混乱となっている。
キューバのディアスカネル大統領は、テレビの全国放送で、自国の経済状況について米国の制裁に原因があるとの見解を強調した。