南シナ海で台風7号発生、中国本土に接近
香港(CNN) 南シナ海で発達中だった熱帯低気圧が20日までに、台風7号(チャンパカ)へと勢力を拡大した。
台風7号は米東部時間の19日午後5時現在、最大風速約33メートルで香港の南西約185キロに位置している。
今後勢力が強まることはなさそうだが、20日午後にも中国広東省の都市、陽江に上陸するとみられる。
香港天文台の台風警報によると、予想される最大風速は約11~17メートル。中国南東部で今週にかけ、強い雨を降らせるとみられている。
広東省、広西チワン族自治区、海南省の各地域では、100~200ミリの雨量が予想される。場所によっては現地時間の23日にかけて500ミリに達する可能性もある。台風が上陸する沿岸部では特に強風が発生するとみられており、局地的な停電が起きる恐れもある。
米合同台風警報センターの予測によると、この後台風7号はこれらの地域を曲がりくねりながら移動し、今週末までに南シナ海に戻る可能性がある。その間も沿岸部を中心に、豪雨や洪水のリスクは高まるとみられる。