ギリシャで47度超、欧州南部で続く記録的猛暑 山火事多発で大気汚染も悪化
ギリシャ・ケファロニア島(CNN) 欧州南部で異常な猛暑や山火事が続いている。ギリシャでは3日の最高気温が47.1度に達し、欧州の観測史上最高に迫った。
ギリシャは過去数十年で最悪の熱波に見舞われ、全土で山火事が発生し続けている。
猛暑に対する警戒警報は、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、イタリア、ルーマニア、セルビア、トルコでも発令された。トルコでは山火事のために観光客が避難を強いられている。
ギリシャの首都アテネでは、郊外で3日に燃え広がった山火事のために大気汚染が悪化。市民に対し、窓を閉め切って外出を控えるよう呼びかけが行われている。文化省は今週、猛暑を理由にアクロポリスなどの古代遺跡を現地時間の正午から午後5時まで閉鎖した。
ギリシャ消防局は4日、過去24時間で78の森林火災現場に出動したことを明らかにした。アテネ北東部のエビア島でも猛烈な火災が続いている。