欧州で「100年ぶり」の豪雨、洪水で54人死亡
ベルリン(CNN) 欧州で豪雨の影響により深刻な洪水が発生し、少なくとも54人が死亡した。専門家からは、ここ100年で最大の豪雨との見方が出ている。
警察の15日の発表によると、ドイツでは西部や南部が鉄砲水に見舞われ、最大70人が行方不明となっている。最も被害の大きいドイツで49人、ベルギーで6人が死亡したほか、ルクセンブルクとオランダでも被害が出ている。
ドイツ気象当局の報道官はCNNに対し、「一部の地域ではここ100年で見たこともないような降雨量になっている」と説明。一部地域では降雨量が倍以上となった影響で洪水が発生し、建物が崩壊したと述べた。
報道官によると、ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州とラインラント・プファルツ州、ザールラント州は特に大きな被害を受けているという。