WHO幹部、ブースターを批判 「救命胴衣の2重装着」と
(CNN) 世界保健機関(WHO)の緊急対応の責任者であるマイク・ライアン博士は18日、新型コロナウイルスのワクチンの追加接種で免疫を高める「ブースター」に触れ、救命胴衣を既に着用している人物にさらに新たな救命胴衣を与えるようなものだと批判をにじませる見解を示した。
スイス・ジュネーブでの記者会見で述べた。
同博士はこの中で、ブースターの恩恵についての科学的な合意があったとしても、現段階での現実は比較的な表現を用いるのなら、救命胴衣の2重装着を計画しているようなものと指摘。
その上で、「我々は救命胴衣を1着も身に付けていない人物が溺れるのを放置している」とした。
「倫理的な観点から現実をとらえた場合、2着目の救命胴衣を配っている一方で、自らを守るすべがない膨大な人数の人間を置き去りにしている」と繰り返した。