韓国の新空母はミニ「クイーン・エリザベス」? 現代重工業が英企業と覚書
ソウル(CNN) 韓国が建造を計画中の空母は英空母「クイーン・エリザベス」のミニバージョンになる可能性がある。韓国の現代重工業(HHI)は今週、英防衛大手バブコック・インターナショナルとの覚書に署名し、新空母の設計と建造で協力することで合意した。
HHIの声明によると、今回の提携には、軽空母の基本設計に関する契約を獲得して建造を行うため、両社の中核技術を照合する目的がある。両社はすでに昨年、艦船設計の第1段階にあたる概念設計を完了したという。
バブコックは英クイーン・エリザベス級空母の設計と建造を担った企業で、韓国南部の港湾都市、釜山に事業拠点を持つ。
一方、HHIは1975年に特別プロジェクトを立ち上げて以来、計90隻の軍艦や潜水艦を設計・建造してきた。その中には韓国初のイージス駆逐艦「世宗」や次世代フリゲート「仁川」も含まれる。
ただ、今回の提携で韓国軍からの契約受注が決まったわけではなく、韓国の大宇造船海洋(DSME)も依然として受注を狙っている。