ミャンマー影の政府、軍に対する「自衛戦争」宣言 国民や武装組織に蜂起呼びかけ

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デモに参加する国民統一政府(NUG)の支持者ら=5月2日、ミャンマー・シャン州タウンジー/STR/AFP/Getty Images

デモに参加する国民統一政府(NUG)の支持者ら=5月2日、ミャンマー・シャン州タウンジー/STR/AFP/Getty Images

(CNN) ミャンマーの影の政府が7日、軍事政権に対する「国民の自衛戦争」を宣言し、市民に対して蜂起を呼びかけた。

国民統一政府(NUG)のドゥワラシラー大統領代行はフェイスブックの公式ページに掲載したビデオ演説で、民兵組織や少数民族の武装勢力に対して軍を攻撃するよう促し、「国民統一政府は国民の生命と繁栄を守る責務を担い、軍事政権に対する国民の自衛戦争を開始した」と宣言した。

NUGは、元議員や軍のクーデターに反対する市民、少数民族組織の代表らで構成され、ミャンマーの正式な政府としての承認を目指す。運営は秘密裏に、あるいは外国を拠点とするメンバーを通して行われている。

ドゥワラシラー氏は「これは公的な革命だ。ミャンマー全土の全市民が、ミンアウンフライン率いる軍のテロに対して蜂起する」と述べ、公務員に対しては離職するよう促した。

国軍のミンアウンフライン最高司令官は先月、自ら暫定政権の首相に就任すると宣言していた。

軍は2月1日のクーデターで実権を握って以来、全土でデモ隊や反対派を弾圧している。ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」によれば、1000人以上が治安部隊に殺害され、7800人以上が逮捕された。

地方の住民は町や村を守るための抵抗組織を結成し、軍に対するゲリラ攻撃を展開。特に少数民族地域では、ミャンマー軍とそうした民兵組織の戦闘が激化する中で、数千人が避難している。

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