ジャカルタ市民、清潔な空気求める訴訟でインドネシア政府に勝利
原告側の弁護士は今回の判断について「歴史的」と評価。「被告全員にこの裁定を受け入れてほしい。彼らもこの街に住んでいるのだから」としたうえで、裁定に従い、対策の実施と戦略的計画の策定を期待すると述べた。
被告側の弁護士はコメントを控えた。
環境保護団体グリーンピース・インドネシアの統括者で一市民として訴訟にも参加したレオナルド・シマンジュンタック氏は、裁定に先駆け、原告のうち数名がジャカルタの「汚い空気」を吸ったことで深刻な健康被害に遭っていると訴えていた。
具体的には喘息(ぜんそく)や皮膚の疾患、上気道感染症といった症状を挙げた。