ジャカルタ市民、清潔な空気求める訴訟でインドネシア政府に勝利
大気汚染の実態を監視する民間機関「IQエア」の昨年の報告によると、ジャカルタでは大気汚染の指標となる微小粒子状物質(PM)のPM2.5の年平均濃度が1立方メートル当たり39.6マイクログラム。
これは世界保健機関(WHO)の定める安全基準である1立方メートル当たり10マイクログラムや、インドネシア政府による基準値の同15マイクログラムを大きく上回る。
グリーンピースのシマンジュンタック氏は、ジャカルタの道路を行き来すれば汚い空気の影響を受けるのは避けられず、「マスクも大して守ってはくれないだろう」と語った。