ロシアの大学で銃撃、6人死亡 容疑者の学生を逮捕
モスクワ(CNN) ロシア中部ペルミの大学で20日朝、銃を持った男が発砲し、当局によると、少なくとも6人が死亡した。
ペルミ州立大学によると、容疑者は同大のキャンパスに侵入し「攻撃用の武器」を所持していた。
国営RIAノーボスチ通信によると、生徒や教師の一部は襲撃の間教室内に閉じこもった。地元メディアの画像には、2階の窓から持ち物を投げて飛び降りて逃げる人々の様子が写っている。
連邦捜査委員会によると、容疑者1人が当局に抵抗した後に逮捕され、けがを負った。容疑者は男子学生と特定されたが、同大の学生かどうかは不明。
同委員会によると、少なくとも28人が事件後に手当てを受け、一部は入院した。けがの程度はさまざまだという。
ロシア国家親衛隊の報道官は国営タス通信に対し、容疑者が散弾銃を合法的に所持していたと述べた。
プーチン大統領は同日の中央選挙委員会トップとの会談前に、銃撃事件を非難し、被害者家族への支援をするとコメントした。
今年ロシアの学校で発生した銃乱射事件は今回で2件目。5月には同国西部カザンの学校が銃撃犯に襲われ、子ども7人が死亡、16人がけがを負った。