日本の姉妹、107歳で世界史上最高齢の双子にギネス認定
(CNN) 日本に住む107歳の双子の姉妹が、世界史上最高齢の一卵性双生児に認定された。ギネスワールドレコーズが20日に発表した。
炭山ウメノさんと兒玉コウメさんは1913年11月5日、香川県の小豆島で13人の大家族に生まれた。現在は別々の介護施設で暮らしている。
当時は双子であることを理由にいじめられることもあった。コウメさんは小学校を卒業すると島を出て結婚。2人は300キロ以上離れて暮らすようになり、冠婚葬祭でたまに顔を合わせる程度だったが、70歳のころには一緒に寺院めぐりもしたという。
これまで双子の最高齢記録だった成田きんさんと蟹江ぎんさんの姉妹を見て、自分たちが追い越すと冗談を言い合ったこともあるが、実現するとは思っていなかった。99歳の誕生日には、ウメノさんがきんさん、ぎんさんの写真を見て「私たちのほうが若く見える」と話していた。
新型コロナウイルス感染対策のため、ギネスからは郵送で認定書が送られた。ギネスの声明によると、介護施設の職員から認定書を受け取ったウメノさんは感激の涙を流した。コウメさんは「記録を達成したことを認識するのは残念ながら難しい」という。
男性の一卵性双生児では、米国の兄弟が2000年1月に105歳で最高齢と認定されている。
日本は110歳以上の長寿者が多いことで知られ、これまで多くのギネス記録を生んできた。存命中の世界最高齢者は118歳の田中カ子(かね)さん。田中さんは2度のがんを克服し、パンデミックを2回経験した。炭酸飲料が大好きだという。