中国のステルス戦闘機「J20」、国産エンジン搭載した改良機を初公開

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J20には中国国内で開発された「WS10エンジン」が搭載されている/Ng Han Guan/AP

J20には中国国内で開発された「WS10エンジン」が搭載されている/Ng Han Guan/AP

中国は2011年にJ20を初めて飛行させ、16年11月の珠海航空ショーで一般公開した。18年には実戦配備を宣言した。

米国のF22やF35に対する中国の応答と喧伝(けんでん)されてきたJ20について、アナリストからは、空中戦と対地攻撃という2つの中核的な役割が想定されているとの指摘が出ている。

環球時報は6月の記事で、国産エンジンの使用は「J20がますます技術的に成熟しつつある」ことを示していると報じた。

さらに匿名の軍事専門家の話として、「中国各地に拠点を置く人民解放軍(PLA)の部隊は今後、さらに多くのJ20を獲得するとみられている。祖国の主権と領空、発展の利益を守るPLA空軍の能力は大幅に強化される」とも伝えた。

ただ、米当局者は長年、J20は米国のステルス戦闘機に及ばないと指摘してきた。

16年には、米空軍のゴールドファイン空軍参謀総長(当時)がJ20の技術について、米国が1983年に導入し2008年までに退役させたF117Aにより近いとの見方を示していた。

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