サルコジ元大統領に禁錮1年の判決 選挙費の超過支出で
パリ(CNN) フランス裁判所は9月30日、サルコジ元大統領(66)に対し、違法な額の選挙活動費を支出した罪で禁錮1年の判決を言い渡した。同元大統領に禁錮刑が下るのは2度目。現代フランスで国家元首を務めた人物に2度実刑判決が言い渡されるのは初めて。
サルコジ被告は再選を目指し敗れた2012年の大統領選で、法廷上限を超える選挙活動費を支出した罪に問われた。実際に収監されるのではなく、電子ブレスレットなどで移動状況を監視する自宅軟禁になるとみられる。
サルコジ被告の弁護人は仏メディアに対し、同被告が上訴する意向であると明らかにした。
被告は今年3月、汚職の罪などで禁錮3年(実刑1年、執行猶予2年)の判決を言い渡されたが、これに対してもすでに上訴している。