タイ、ワクチン接種した旅行者の隔離免除 11月から10カ国対象

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7月から観光客をプーケット島で2週間隔離を行う「プーケット・サンドボックス」が始まった=9月21日、タイ・プーケット島/Dene Chen/AFP/Getty Images

7月から観光客をプーケット島で2週間隔離を行う「プーケット・サンドボックス」が始まった=9月21日、タイ・プーケット島/Dene Chen/AFP/Getty Images

バンコク(CNN) タイが観光客の受け入れ再開に向け、特定国を対象として11月1日からワクチン接種を完了している入国者の隔離を免除すると発表した。

タイのプラユット・チャンオチャ首相は「慎重ながらも迅速に行動する必要がある。観光で生計を立てる何百万もの国民を支えるために、年末年始の旅行者に来てもらうチャンスを逃してはならない」と強調した。

隔離免除の措置は、まずシンガポール、ドイツ、中国、米国、英国など10カ国を対象とする。12月1日からは対象国をさらに増やす予定。

入国者は出発前に自国で受けた新型コロナウイルス検査の陰性証明を提示する必要があり、タイ到着時に2度目の検査が求められる。

タイでは6月~8月にかけ、国内のリスクが高い地域でロックダウン(都市封鎖)が実施されていた。

7月には、観光客をプーケット島で2週間隔離した後にタイ国内の自由な移動を認める「プーケット・サンドボックス」が始まった。初日には観光相が空港でドーハやテルアビブ、アブダビ、シンガポールからの到着便を出迎え、タイにとっての観光業の重要性を印象付けていた。

アジア太平洋ではマレーシアやシンガポールも観光客の受け入れ再開を発表し、オーストラリアとニュージーランドは「ゼロコロナ」戦略を断念している。

一方、ベトナムは年内にハノイやホイアンといった観光地で受け入れを再開し、2022年6月までに全面的な再開を目指す。

タイのプラユット首相は「コロナウイルスと向き合い、共存する態勢を整えるべき時が来た」と語った。

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