スーダン首相、「自発的」な辞任はしない クーデターで軟禁下
スーダンでは2019年に起きた反乱で、約30年にわたるバシル政権が崩壊した。スーダンはその後、統治評議会と暫定政権による統治が行われていた。
クーデターは軍トップのアブデル・ファタ・ブルハン氏が主導した。ブルハン氏は数週間内に評議会に対するコントロールを民間人の指導者に引き渡す予定だった。だが同氏は評議会を解散し、23年7月に選挙を実施して「独立した公正な代表政府」に権限を引き渡すと表明した。
全国規模でのクーデターに対する不服従によって、首都ハルツームは10月30日、活動停止状態に陥り、路上では人々が反軍のスローガンを唱え、反クーデターの旗を振った。