中国の新ハイテク空母、22年初めにも進水の可能性 衛星画像から分析

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9月に撮影された画像では003型の甲板に2つの開口部が見えている/Courtesy CSIS/High Resolution/Maxar Technologies 2021

9月に撮影された画像では003型の甲板に2つの開口部が見えている/Courtesy CSIS/High Resolution/Maxar Technologies 2021

香港(CNN) 米空母の能力に近い技術を備えた中国の新しい空母が早ければ来年2月にも進水する可能性があることがわかった。米ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が9日、衛星画像の分析の結果として報告した。

衛星画像からは、上海の江南造船所で建造が進む「003型」として知られる空母が、先月23日時点で完成間近な様子であることがわかる。

動力源や航空機の発艦システムなど、外部と内部の主要な構成要素は取り付けが完了したか、完了に近い状態とみられる。未設置の装備は、レーダーや武器のシステムなどわずかにとどまる。完成後は長江に進水する。

CSISによると、本分析の担当者は003型がおおよそ3~6カ月で進水すると予測している。完成すれば中国で3隻目、国内製造のものとしては2隻目の空母となる。

ただ、既存空母の「遼寧」や「山東」とは異なり、003型は米空母が採用するカタパルト式の複数のラインなど、より先進の発艦技術を採用している。これにより、さまざまな種類の機体がより早く、より多くの武器を搭載した状態で発艦できるようになる。

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